京都の伝統が生み出す器

西川貞三郎商店の煎茶器

京都で育った京焼・清水焼は、お茶の文化とも密接に関わっています。
現在のお茶の製法が確立した江戸時代の18世紀初頭、煎茶の中興の祖とされる賣茶翁(ばさいおう 1675-1763)が京都東山に茶亭「通仙亭」を構えました。「通仙亭」は日本で初めての喫茶店と言われており、煎茶が広く親しまれるきっかけになりました。
同時期、京焼・清水焼では奥田頴川が京都で初めての磁器焼成に成功し、青木木米、仁阿弥道八などの多くの弟子を輩出しています。煎茶道具の需要が高まる時期に、煎茶道具に必要な磁器焼成の技術が広がり、多くの京都の陶工たちが煎茶器の作陶に取り組んでいます。以降、現代まで京焼・清水焼では、さまざまな絵付けや形で煎茶道具が作られて続けています。

当社はお茶の器を中心に、京焼・清水焼を扱っています。煎茶道にも使われる「煎茶碗」をはじめ「宝瓶」「湯さまし」などの煎茶道具にも力を入れています。
京都の伝統が生み出す器、その上質な時間をお楽しみください。



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